酵母（酵母菌）って？

酵母は、発酵食品や酵素を作り出す微生物のこと。

酵母は有機物（食物）に含まれる「糖質」をエサにして、それを「アルコール」と「炭酸ガス」に分解しながら、分裂、成長していきます。これが「発酵」です。

酵母は、 体内で活躍する「酵素」の元になっているものです。
「酵素」が体の中で働くと、 代謝や消化を助けてくれます。
現在確認されている約３千種の酵素のほとんどを酵母は含んでいます。
酵素が「命の素」なら、酵母は ｢酵素の母」というわけです。

「酵素」はタンパク質の一種で、人間が健康的に生命を維持していく上で重要な働き（消化や呼吸、代謝など、生体内で起こる化学反応の触媒としての働き）をします。

「酵母」は発酵食品や酵素を作り出す微生物で、「酵素」の元になるもの。

「酵母」は「酵素」という物質を含んでいる微生物です。

▼酵素は、熱や胃酸に弱いという大きな弱点があるため、「酵素だけ」を健康食品として摂取しても、酵素は胃酸によって変性してしまいます。

●酵素を含んでいる「生きた酵母菌」は熱や胃酸に強いため、生きたまま腸に届き、腸内環境を整えてくれます。

「生きている酵母に含まれる酵素」を摂取するのがおススメ！

酵母には、人間に必要なたんぱく質、ビタミンB群、葉酸、ビタミンDなどの栄養素が多く含まれています。酵母菌は熱に弱く、ほとんどは60℃前後の温度で10分程で死滅してしまいます。そのため、新鮮なものや生もの、そして発酵食品を利用することで、酵母を効率良く摂取することができます。

※発酵
酵母は、自然界に生息する「菌」「微生物」で、乳酸菌や納豆菌、麹、カビ等と同じように、有機物を利用して成長します。

※発酵食品
古来から酵母菌の働き（有機物を分解し、発酵させる作用）を利用して、ワイン、ビール等のお酒、酢、醤油、味噌、納豆、漬物、チーズなどを作ってきました。